百戦錬磨のジャズメンの中で、当時20代半ばだったであろう岡崎さんのプレイに、僕は大きな衝撃を受けた。。
至近距離から聴いてるのに、トランペットの音が全くうるさくない、、!
出てくるフレーズの意味やスイング感は、当然当時の僕には分からなかったけれど、、
とにかく、トランペット間近で聴いてるのに、なんて心地いいんだ、、これがプロなのか、、。
その後時流れ、僕は、後から考えたら
バカとしか思えない不器用で非効率な道のりで、20年も音楽を続けてきた。。
そして2018年5月、某所のセッションに行ってたら、岡崎さんと再会。(それまでもたまにお会いすることもあったが)そしてセッション。
普通にセッションに行って、フロントが岡崎さんだったらまあびっくりしますが、
なぜか僕は、いつもと同じを心がけ、セッションに望んだ。
演奏はとても楽しかった。
何曲か演奏して、岡崎さんが、
『なんかあったらまた誘ってよ』と仰る。。
内心驚きながら、『恐縮です、そう仰っていただき光栄です』と僕は答えた。。
後日、岡崎さんとのセッションを録音してたので、プレイバックしてて、、あることに驚いた。
僕の中から湧いてくるリズムアクセントと、
岡崎さんのフレーズ、アクセントが
べつにお互い合わせてることなんて無い
(そんなことは不可能)のに
自然に一致しとるではないか!
これには驚いた。
どうりで演奏楽しかったはずだ。
お互い、同じリズムの共通言語を持っていたんだ。。
もちろん僕なんかには想像つかないくらい、岡崎さんの音世界は広く深いんだろうが、
そこの一部に20年経ってでもリンクできる何かを僕は身につけたんだ、、と気がついて。
とても嬉しく誇らしくなった。
それに、何よりも
岡崎さんこそが僕が聴いたかぎり、、
1940〜50年代ジャズの美とリズムを現代に踏襲する世界最高のジャズトランペッターの1人だからだ。
数日後、僕は立ち上げたばかりの、素晴らしい若者達とのバンドのライブに、ゲスト参加してくださるよう、勇気をだして岡崎さんに演奏を依頼した。
先日、そのメンバーとライブしたが、
20代半ばにもかかわらず、ジャズの美と伝統を真摯に追求する素晴らしい若者達との演奏に、
心の底から感動したし、誇らしくなった。
そして自分は、なんてラッキーな男なんだろうと改めて思った。
そんな想いを込めたライブが来週、
吉祥寺であります。
ぜひ、聴きにきてください!!