およそ人生の中で考えもしなかったライブハウス、飲食の経営
JAZZは聴きますが、どちらかと言えばオーディオファン。
こんな老舗の名店を継いでいいのか。しかし契約書にサインしてしまいました。
感じていたことは、JAZZ喫茶やライブハウスが細々と経営し、それでも成り立たずにバタバタとなくなってしまうという厳しい現実。メグも同様の道をたどりつつありました。
感傷的になるのと同時に、本当にこの文化・メグを無くしてもいいのかという思い。これが後継を引受けた全てです。
メグの現実を見ると、常連はほぼ中高年、9割は男性。
若者もたまに来ることはあっても根付かない。ジャズは難解になってしまった。難解さを尊ぶあまり、若いリスナーを育ててこなかった結果が今日でしょう。
今更、若者を呼び戻そうというのは誰がやっても難しい。彼らはCDすら持たずIEM(Inner Ear Monitor)、配信の世界に没入しています。
せめてビートルズやマイケル・ジャクソンを聴き、スピーカーから流れる音楽に魅了された大人ための場所を作ろう、吉祥寺は「住みたい街」では一位ですが、「遊びたい街」では一位ではありません。
JAZZを中心として、フュージョン、ロック、ポップス、ラテン、ヒップホップ、ブルース等ジャンルにこだわるのはもうやめましょう。音楽を通じて少しでも大人の生活や心象風景が美しくなるように。
聴く、演じる、感じる、語る、教わる、拡げる、繋がる
そんな場を作ります。吉祥寺の地に。
新しい価値を探し、楽しんでチャレンジをするそれこそが寺島イズムの継承だと思います。
それらを通じて大人が遊んで楽しい場を作る。それが私のミッションです。