中曽根元首相が100歳を迎えられたようですね。
見た目の衰えは隠せませんが、なお矍鑠とされているようです。
感想を俳句にしています。
「暮れてなお 命の限り 蝉(せみ)しぐれ」
まだまだお元気なご様子です。念願である憲法改正をどうしても
見届けたいご様子です。
健康で、仕事もこなし、ご家族にも恵まれる。
これはかなりのレアケースでしょう。
充実した老後を過ごそうとすると「健康」「お金」「家族や友達」
の三つが必要だとどこかで読んだ記憶があります。
たいていの人はどれかが足りなくなる。
「健康でお金もあるけど家族や友人がいない」
「金持で友達もいるけど病気である」
「健康で友達もいるが、お金がない」
寿命には切りがありますので、いずれは老衰で死ぬのですが、
ここでは「お金」にしぼって考えてみます。
よく週刊誌等に「老後を過ごすのに必要なお金は○×千万円」
という記事があります。案外少ないので「あれ?」と思うこ
とがあります。なぜか、これは現在は問題なく支給されている
「年金」が満額支払われることを前提としています。
この前提がそもそも怪しい。先進国中最悪の国の借金。
このまま進めばいずれどこかで破たんします。現在は
歴史的な低金利のため何とか予算が組めていますが
長期金利が3%を超えた時点でおそらく予算が組めなく
なります。破たんです。
破たんするとどうなるかというと公務員の給与が支払え
なくなります。次に来るのが年金のカットでしょう。
現在の水準を保つことは難しくなります。
これはそんなに先の話ではないと思います。
これを避けるための方法はたった一つあります。
ハイパーインフレを起こせば良いのです。しかし、
この方法では国は残りますが、ほとんどの日本国民
の生活が破たんします。少々の貯金があってもどう
にもなりません。資産家は国外逃亡すればいいのですが、
庶民には無理なお話。
防衛法としては日本国通貨を避けた資産形成をすること
ですね。外貨とゴールドです。外貨は基本的に米ドルです。
事実上の基軸通貨ですので米国が破たんする確率は低い。
人口構成が理想的な国が米国です。
ゴールドは世界共通の資産です。取引はすべてドルベース
で行われます。日本が破たんすれば当然円は暴落しますが、
ドルベースのゴールドは価値が変わらないのです。
よく言われますがゴールドは金利が付かないと。笑っちゃい
ますよね。現在の超低金利では利息なんてないも同然です。
私は15年前にリクルートを退社した際に資産を四分割して
持つことにしました。ドル、ゴールド、株式、日本円です。
ドルは変化がありませんが、ゴールドは1500円が5000円
近くに上昇しています。
備えましょう。国は頼りになりませんよ。
本題を忘れていました。100歳まで生きたいか、
三つの条件がそろえばそれでもいいのかもしれません。が、
家族や友人の見送りばかりになる人生は考えものですね。
孫の顔が見られればそれでいいです。100年は想像も
つかないですね。