メグの会 ラスト

2月いっぱいで閉店となる吉祥寺のジャズ喫茶メグ

月一の企画で「メグの会」の最終回が2月17日に執り行われました。
メグの会はジャズについて語り合う、濃い会です。会によってテーマ
が設定され、参加者はそのテーマに相応しいと思われる曲(CD)を
持ちよって、曲を聴き、なぜその曲を選んだのかをそれぞれが発表
する催しです。もう15年以上続いています。一回3時間です。

最終回と言うこともあり、超満員、立錐の余地なし。飲み物を注文
するのがやっと。野菜スティックを頼んだのですが、出てきたのは
一時間後。無理もないです。極端に狭い厨房、予備椅子をいれると
トイレに行くのも大変です。こんな調子で来てくだされば何も閉める
必要もなかったのに、と愚痴です。

今回のテーマは「寺島さんに捧ぐ一曲」。それぞれが寺島さんとの
思いでを語り、それにふさわしい曲をかけ、皆で感想を言い合う。
寺島さんには会員から
記念のメダルが授与さ
れました。

いつもは照れ屋の寺島
さんですが、この日は
特別だったのでしょう。
感慨ひとしお。

私も後継者としてご挨拶をさせていただく機会もいただきました。
この後、同会場で二次会。結局三次会まで行ってしまいました。

面白いのですが、メグではもう一つ「ジャズオーディオ愛好会」という
やはり月一のイベントがあります。こちらはオーディオ一辺倒。
もちろんかかるのはJAZZだけ。この二つの会の会員がほとんどかぶ
らないんです。両方出ている人は寺島さんを除けばお二方だけ。
私もこちらには来たことがありません。

もちろん4月からは「音吉!MEG」にて継続開催されることに
なりました。皆様も濃いジャズの世界に浸ってみませんか?
と言っても来ないですよね(笑)。私も来る勇気がなかった。
今後はもう少し入りやすい初級者向けのジャズ教室を開催予定
です。

寺島さんちゃっかりして
いてその日に発売になった
本を即売会。
20部があっという間には
けました。
御茶目な80才です。
素敵です。

 

寺島さん、本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。
器が違いますが松明は受け継ぎます。

私のミッション

およそ人生の中で考えもしなかったライブハウス、飲食の経営
 
JAZZは聴きますが、どちらかと言えばオーディオファン。
こんな老舗の名店を継いでいいのか。しかし契約書にサインしてしまいました。
 
感じていたことは、JAZZ喫茶やライブハウスが細々と経営し、それでも成り立たずにバタバタとなくなってしまうという厳しい現実。メグも同様の道をたどりつつありました。
感傷的になるのと同時に、本当にこの文化・メグを無くしてもいいのかという思い。これが後継を引受けた全てです。
 
メグの現実を見ると、常連はほぼ中高年、9割は男性。
若者もたまに来ることはあっても根付かない。ジャズは難解になってしまった。難解さを尊ぶあまり、若いリスナーを育ててこなかった結果が今日でしょう。
 
今更、若者を呼び戻そうというのは誰がやっても難しい。彼らはCDすら持たずIEM(Inner Ear Monitor)、配信の世界に没入しています。
 
せめてビートルズやマイケル・ジャクソンを聴き、スピーカーから流れる音楽に魅了された大人ための場所を作ろう、吉祥寺は「住みたい街」では一位ですが、「遊びたい街」では一位ではありません。
 
JAZZを中心として、フュージョン、ロック、ポップス、ラテン、ヒップホップ、ブルース等ジャンルにこだわるのはもうやめましょう。音楽を通じて少しでも大人の生活や心象風景が美しくなるように。
 
聴く、演じる、感じる、語る、教わる、拡げる、繋がる
 
そんな場を作ります。吉祥寺の地に。
新しい価値を探し、楽しんでチャレンジをするそれこそが寺島イズムの継承だと思います。
 
それらを通じて大人が遊んで楽しい場を作る。それが私のミッションです。

メニュー案

「音吉!MEG」柳本です。
4月1日のオープンに向けて飲食のメニューを考えています。
お客として通っているときには気にもしなかったのですが、
メグの台所は極端に狭い。五徳が二つしかなく電子レンジ
とオーブントースターが一つずつ。

 

 

 

これまでずいぶん飲み食いしましたが、こんな狭さの中で
やっていたのかとこれまでのお店の対応に頭が下がります。

これまで パスタ(ペペロンチーノ、カルボナーラ、ナポリタン)
ピザ(ツナとマッシュルーム、アンチョビと黒オリーブ)
サンドイッチ(スペシャル、ハムとチーズ)
サラダ(ほうれん草とベーコンのサラダ)
おつまみ チーズの盛り合わせ
チーズの生ハム巻
ミックスナッツ
柿の種
キスチョコ
ポップコーン
ソーセージの盛り合わせ

ざっとこんな感じなんです。
普段は平均して10人くらいの入りなので何とか対応しているのですが
ぎっしり30名となるとオペレーションが破たんします。
パスタの注文が入ると、五徳のうちの一つが茹でるだけですが、
残りの五徳でパスタに合わせる具材を作ったら、焼きが伴う料理は
全くできなくなってしまいます。

歴史的に言うと仕方がないんです。メグは1970年の創業、当時は
純粋に「ジャズ喫茶」でしたから極端な話、コーヒーさえ入れら
れば十分だったのです。その後ライブハウスに業態を変えました。
設計当時の設備としては「飲」は考えていたのですが「食」は
予定になかったのです。

さてどうするか、
パスタは二種類に絞ります(ペペロンチーノ、カルボナーラ)
ピザはプロの食材店から仕入れてチン(試食を繰り返しています
がこれまでとは全く違うものになっています)
カレー(問題は炊飯器を置く場所がない)考え中です
フォー(新メニューですがメチャ美味しいです)
サラダは上記をご注文頂くとミニサラダが付いてきます)

おつまみ 考え中です。女子が喜ぶものを増やします

 

 

 

皆様からのご要望をお寄せください。真摯に聞きます。
覚悟しています^^;。